長野県神道青年会

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平成30年度活動報告

 

七十周年奉告祭を奉仕して

平成30年4月11日、長野県神社庁に於いて「長野県神道青年会創立七十周年奉告祭」・「平成30年度定例総会」が開催され、終了後同庁舎内氏子会館にて直会を行った。

七十周年奉告祭は神社庁神殿にて清住副会長斎主のもと、11名の会員奉仕により斎行され、来賓に宇治橋神社庁長、藤村神社総代会会長はじめ県内各地より御参集頂いた多くの方々に御参列を賜り、奉仕祭員は皆度重なる修礼の結果一糸乱れぬ祭式作法により奉仕した。

 

 

七十周年奉告祭を奉仕して

教化委員長(副斎主) 押森 慎

 

長野県神道青年会創立七十周年奉告祭奉仕にあたり、切羽詰まった…もとゐ、切磋琢磨することの良さを改めて感じる尊い機会がそこにはあった。

 4月11日(水)祭典前、長野県神社庁神殿の張り詰めた空気…同じ神職達が見守る中での奉仕を思えば必然的に防衛本能が働く。私は祓詞をなるべく抑揚をつけないようにと発声練習をしていたのだが、ふと清住斎主に目を遣ると、すでに畏き大前と歴代先輩たちへ心が向いていた。

 なるほど、これは神主のいけないところだ。何か指摘された時には「祭典中はしっかり神様と向き合ってくださいね!」と間髪いれず言おうと被害妄想からいきり立った事を思い出す。なんと度量の狭い…ではなくそれだけ真剣であったことを伝えたい。

 それもこの日より2週間程前、祭典に向けた祭式講習らしきものが急遽開催された。「押森さん、三方から手を離す時は両手同時じゃない!」「林さん胡床から立つタイミング!」「松田くん&%@!」猿田鬼講師より怒号が飛ぶ(※あくまで個人的な感想です)。

 各個の細かい祭式から斎主の何歩目で向きを変える、進む方向の詳細な確認など多岐に亘り相互に研鑽を積む時間を過ごした。

 そうして本番前、伶人との合わせで中村さんが舞う姿で私も我を放つことができ、祭員一同、心は朝凪の海の如く、祭儀滞りなく納めることができた。

 この後総会が行われるのであるが、唐沢先輩が近寄り、「押森くん意外と繊細な祓詞奏上するんだね」とあまり会に対し協力してこなかった私に声を掛けてくれる神青会の縦の繋がりの有難さを感じ、そして〝意外〟ってなんだろうと今でも不思議に思っている。

 会長の言う「つなぐ」こと。それは大きなことではなく神青会活動の些細なことが基点となると感じた日。

 七十周年のより高く伸びるための節づけの年に、神職間で切磋琢磨する素晴らしさを教えてくれことに感謝しつつ、最後にどうしても伝えたいことを。

「林さん、あれだけ練習したのにタイミング外しましたよね?」

 

 

 

 1.奉告祭

 2.総会

 3.直会

 

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