長野県神道青年会

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平成28年度活動報告

長野県北部地震栄村震災復興状況視察研修会

活動委員会 副委員長 藤井治樹

 去る平成二十八年六月三日、神青会災害対策委員会および活動委員会の主催で開催された「長野県北部地震栄村震災復興状況視察研修会」に参加いたしました。唐沢会長以下会員八名で、被災神社の状況視察および境内への植樹を行いました。

 

 雪深く残る平成二十三年三月十二日、東日本大震災の翌朝三時五十九分に発生した長野県北部地震は、長野新潟の県境に位置する栄村を、震度六強という強い揺れが襲いました。震災関連死三名、鉄路地盤や道路の崩落、断水や五百余りの建物全半壊などが発生する中、数多くの神社も被害に遭われました。

 

五年経過した今、実際に現場で復興状況を確認するとともに、対応に追われた関係者様のお話しを聞くことで、災害への心構えと氏子の方々の深い崇敬心により神社が支えられていることを再確認する研修会となりました。

 はじめに、この春に開設された「栄村震災復興祈念館」を見学し、北部地震が栄村に与えた被害やそこから立ち直る姿を学びました。また、地震発生の二時間後には役場より手書きの手作り新聞が発行され、素早く情報が住民に伝えられていたことに驚きを感じました。

 

 次に、被災された十四の神社のうち「北野神社」及び「十二社」を視察しました。北野神社禰宜である水井道明先生と各神社の総代様を迎え、被災状況とそこからの復興過程をご説明いただきました。

 

特に、地区の高台に鎮座する十二社は、本殿背後の地盤崩落などにより社殿が傾くなど、大きな被害に遭ったお社であり、復興に際する氏子の方々による迅速な対応は、地域のよりどころとして神社が大きい存在であることを改めて認識することができました。

 

 また、北野神社では友野副会長斎主のもと復興祈念祭を斎行し、境内に五本の苗木を植樹しました。冬は雪深くなる栄村でありますが、これからの木々の成長とともに復興祈念を続けてまいる所存です。

 

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