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平成27年度活動報告

長野縣護國神社での勉強会について  内山隼人

 長野縣護國神社での勉強会について  内山隼人

 

 今回の勉強会は、長野縣護國神社の奥谷一文宮司様より多くのお話を頂きました。

 

 長野縣護國神社は昭和十三年十一月に長野県招魂社として創建され、昭和十四年に今の「長野縣護國神社」へと改称しました。

 戦後は「美須々之宮」に改称をし、護國神社の存続を保ち現在も明治戊辰の役以来の御英霊六万四千余柱を祀っています。

 

 その中には、シベリア単騎横断の福島安正陸軍大将や戦艦大和最後の船長である有賀幸作海軍中将、硫黄島の戦いにおける日本軍守備隊の最高指揮官栗林忠道大将などが祀られています。御霊様一柱一柱が自らの尊い命を抛ってでもこの日本の国を守って頂いた事を常日頃、心の芯に据え置いて日々の生活を送りたいと思いました。

 

また御霊様へ感謝の誠を持ち、安らかなることを願いつつ、この国の安寧を約束し奉仕に勤しむのが今日の我々にできる事であると感じました。

 

 今回、学ばせて頂いた事を忘れる事無く自身の奉務神社への奉仕に活かし、より良い祭祀ができるよう心掛けていきたいです。

 

「戦後は終わらない」 友野直樹

 十年前の終戦六十年を振り返り、考えたいと思います。

 この年の七月、野口宇宙飛行士搭乗のスペースシャトルディスカバリーの打ち上げ成功と明るい話題のある一方、 一月 タイで夫婦別姓が選択できる様になる。

 

 三月 島根県議会で「竹島の日」制定 反日感情が韓国で高まり対日外交戦 争始まる。

 四月 北京で反日感情高まり一万人規模の デモに発展、日本大使館襲撃 五月 日韓歴史研究の合同会議物別れ 八月 小泉談話発表、靖國参拝自粛 …等等

 

 六十年時には色々な事がありました。十年経ってもあまり変わりません。この年から現状の発端となるような事象が見受けられます。もう十年…、まだ十年…、月日の経つのは早いようです。

 

 先日、とあるご遺族の話を聞く機会に恵まれました。「戦後に終わりはありません。」と力強く訴える姿を見たとき、八十年、九十年、 百年と続く戦後、いったい何時になったら御霊慰めが心安らかに出来るのか、誰もが蟠り無くお参り出来ないか…色々考えさせられました。

 

 天皇皇后両陛下がサイパン島慰霊行幸啓されたのも、この年の六月二十七・二十八日であります。御英霊を取り巻く環境は果たして改善されたのでしょうか。長野縣護國神社の終戦七十年臨時奉幣大祭に御奉仕させていただき、御英霊の為しっかりとした慰霊顕彰、祭祀厳修を行なっていかなければならないと思いました。

 

 十年後どのような時代になるのか想像もつきませんが、平和な時代を受け継ぎ御英霊にしっかり奉告できる国に私達が日々努力しなければならないと感じました。

 

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