神道青年会東海地区協議会総会並教化研修会

去る9月11日～12日、岐阜県護国神社に於いて、神道青年東海地区協議会総会並教化研修会が行われました。今年度は岐阜県神道振興会が当番県にて開催され、当会では市原会長を始め6名が参加致しました。今研修会の主題は「『清流と共に息づく伝統と文化』～世界に誇る鵜飼と岐阜の遊宴文化～」と題し、川漁師「結の舟」代表平工顕太郎先生、又、「鳳川技連」代表鳳川喜久次先生にて、貴重な御講義を賜りました。

　第１講では、『長良川の川漁師と、世界農業遺産の天然アユ事情』と題し、平工顕太郎先生より御講義を賜りました。国指定重要無形民族文化財に指定され、１３００年以上の長い歴史を持つ長良川鵜飼で川漁師を初め様々な研究に関わる中、その伝統文化を守り続ける事の苦難や素晴しさを御講義頂きました。

　第２講では、『遊宴文化とかざおりゑぼし』と題し、鳳川喜久次先生より御講義を賜りました。幇間、邦楽囃子方、岐阜歌舞伎保存会代表、地歌舞伎振付師であり、全国でも８名程となった男芸者の1人との事でした。引き込まれる様な話術や、実際に目の前で舞のご披露もいただき、その迫力、可憐さに感動致しました。

　研修後、長良川にて鵜飼船に乗船し、舟の上での懇親会が予定されておりましたが、先の台風の影響を受け川水の増水が懸念された為残念ながら中止となってしまい、ホテル会場での懇親会となりました。途中には鳳川技連の方々の芸披露があり、講義同様目の前で見る芸舞伎に皆魅了されておりました。

　２日目は親睦行事として、岐阜メモリアルセンターにてソフティバレーボールを行いました。県ごとのチームを組み、日頃の運動不足を解消すべく皆不慣れなルールの中、共に汗を流し楽しみました。当会のチームは残念ながら最下位の結果で終わってしまいましたが、試合を通じ仲間との親睦を多いに深める事が出来ました。

　今研修会では、地域に根差した伝統文化を学び、かけがえのない日本の伝統文化を継承し、次代へ伝え残していく事の大切さを改めて感じ取り、同じ志を持つ我々青年神職として良い刺激を受けた研修となりました。