長野県神道青年会

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平成30年度活動報告

 

禊研修会

禊研修会

幹事 遠藤 綾子

 

去る平成30年7月4~5日、折しも台風の接近する中、近年恒例となっている長野県神社庁教養研修会「禊行法」が御嶽山の麓にて開催され、当会からは市原会長を始め5名の会員が受講した。

 今年は県外からの参加者も多く、椿大神社より山本宮司、中村権禰宜、神道青年東海地区協議会より西塚会長、さらには皇学館大学より新田院生、鈴木学生、一般崇敬者の参加もあり、例年になくバラエティに富んだメンバーでの研修会となった。

 私は主催する神社庁教化委員でもあり、企画から携わることで、様々な角度から多くを学ぶことが出来た。

 研修会は、初の試みである「行法錬成」から始まり、行法の講義と実践を学んだ。私自身初めて行う作法や奏上する詞に少々戸惑いもあったが、講師先生の指導を受け、鎮魂とは自らと向きあい魂を安定と活性させる事と心得て、息を整え、一心に行法に励んだ。

 その後の新滝での禊では、降り続いた雨の影響で例年になく水量が多く、滝の近くまで進める足が竦んでしまったが、神職としての行に触れる貴重な機会であった。

 2日目早朝の清滝での禊は、あまりにも激しい水の流れにより、中止となってしまった。恵みの水とは言うものの、その猛々しいほどの滝の流れに、水害の多い年であることを思い、自然の驚異を改めて気付かされた。

 身体だけではなく心の行でもある今回の研修を通し、ここでしか得られない貴重な経験をすることが出来た。この研修会が始まって以来、毎年欠かさず受講しているが、自身の姿勢を見つめ直し、想い新たに奉仕している。神職として大切な禊を、聖地でもある御嶽山の麓、この大自然の中で、多くの会員に経験してほしいものである。

 

 

 

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