長野県神道青年会

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平成26年度活動報告

「罪と罰・ハライとキヨメ」

 

               友野 直樹

 長野刑務所の帰りの車中でS君が教戒師を勧められているのを後ろの座席で見ながら断っていたが話を聞く彼の姿を見ながら「これも罪なのか・・・・」と考えていた自分がいた。

先頃読んだ対談集に「水に流す」と言う言葉は我が国にしかなく、多くの国々では「目には目を・・・である」との趣旨が書いてありました。

私は諸外国の方々の考えや風習をあまり知りませんので、確かめる術はありませ。世界は広いので一括りにもできませんが「水に流す」と罪穢れを人形に移し川に流す行為即ちセヲリツヒメが海原に押し放ち最後はハヤサスラヒメにより何処かに消えてしまうと言う考えがイコールと仮定すると我々日本人は心の奥深くに受け継がれているある意味寛大な心で罪を犯してしまった人々を受け入れようとする民族なのではないでしょうかしかし何故罪を犯してしまったのか、果たして相手は赦してくれるのかこの刑は妥当なのか昨今の憎しみの連鎖を断ち切る事もできるかもしれない。神道で考える罪と罰ハライとキヨメ 他方近代国家の中で法律によって定義される罪と罰それに対する刑・・・罪を受入れ刑に服して償う人、現在起こっている様々な出来事をどう理解していけばいいのだろうか今日の祭典に参列した方々はどんな気持ちで迎えただろうか等・・・・・

今回長野刑務所、松本少年刑務所の大祓式健康更生祈願祭を御奉仕して考えた事を思い出して書きました。

 考えは纏まらない答えもでません。頂いた貴重な時間出来るなら次回も御奉仕して考えていきたいと思います。

未だ御奉仕したことのない会員の皆さん是非積極的に参加してください。一緒に行きませんか?

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