長野県神道青年会

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平成26年度活動報告

和歌山で中央研修会開催

 

〝「和」の誇り〟主題に

和歌山で中央研修会開催

 三月十七・十八日の両日、和歌山市で神青協中央研修会が開催され、全国から三百六十人の会員が参加し、当会からも五人が参加しました。

 今回の研修会は、思いやりや感謝する心、人々の繋がりなどが希薄になっているなか、若い世代が自信と誇りを蘇らせるため、歴史・伝統文化など国柄を表す言葉の一つ「和」を軸とした教化活動を行う機会とするため開催されました。

 研修会は三講あり、はじめに豪州出身の映像ジャーナリストで、米国の番組で日本の調査捕鯨船を妨害するシー・シェパードの撮影にも参加していたサイモン・ワーン氏が「古式伝統捕鯨から見る和の文化と精神」と題して講演を行いました。

 サイモン氏は、太地町が行う複合的で合理的な古式伝統捕鯨について、伝統に誇りを持ちこれまで以上に正確な情報発信の必要性を強調。伝統を否定して、捕鯨に反対する海外の活動家を批判し、早期に産業遺産登録を行うべきだと主張しました。

 第二講では、和歌山北高校の教諭の田中章二氏が「和の教育論~三人の子供を育てて~夢をあきらめない」と題して講演しました。

 田中氏は、和仁・理恵・佑典の三氏をロンドン五輪の体操日本代表として出場させた父親として登壇。幼少時代から接し方、やる気を起こす、前向きに物事に取り組ませることを考えながら子供と一緒に遊んでいた経験を紹介し、真剣に遊ぶと楽しくなり、好きになって夢が生まれ、それを目標に変えさせ、実現させるために計画・努力(根性)させる過程を紹介し、子供に意欲を持って物事に取り組ませる方法を述懐しました。

 また、子供によって「教える・怒る・褒める」時機を「すぐ・後から」と六場面使いわけ、遊びやスポーツを通じて社会性や躾、習慣や人間性を身に付ける重要性を提言しました。

 第三講では、元海将で元海上自衛隊幹部学校長の福本出氏が「海を越えた握手~国家間の友情~エルトゥールル号遭難事件に見る和の精神」と題して講演しました。

 福本氏は、明治二三年(一八九〇)九月に、紀伊大島沖で座礁・沈没したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の乗組員を串本町の町民が懸命に救助した海難事故以来の我が国とトルコとの友好関係を説明。両国の近似した民族性や周辺国との地理的・歴史的立場を解説し、大の親日国であるトルコを紹介した。

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