長野県神道青年会

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平成25年度活動報告

神宮式年遷宮をご奉仕して

 自分にとって神職の勤めに就いてそろそろ二十年の節目が見えてきた此の頃、人間的にも四十歳を目の前にして式年遷宮遷御の儀に臨時出仕としてご奉仕させて頂くと言う大変名誉な機会を与えて頂きました。

 言葉では上手くお伝え出来無いのが神宮そのものなのかもしれませんが、経験させて頂いた貴重な体験を少しでもお伝えできればと思い、2日間のご奉仕について綴せて頂きます。

 十月一日、この日は皇大神宮の川原大祓にご奉仕させて頂きました。臨時出仕の装束である礼烏帽子「へいらいえぼし」・白雑色「しろのぞうしき」・赤単「あかたん」・白括「しろくく」り袴を着装し二日間の奉仕にあたります。

 翌日奉仕する祭主・大宮司・少宮司・禰宜・禰宜代・宮掌・宮掌補・楽長・楽師・祭庭係等の奉仕員、並びに正宮等に納める御料・御装束神宝の入った唐櫃が大麻・御塩にてお祓いを受けます。皇大神宮の唐櫃は二十合、御料唐櫃は三合で白木、御装束神宝唐櫃は十七合、黒塗・朱塗で、朸「おうこ」(担ぎ棒)の無いものも有りました。

 私の奉仕分掌は御装束神宝唐櫃奉舁奉仕役で、祓いの儀の後、唐櫃を担ぎ参進、板垣南御門に到着すると普段の様相とは違い、正面御門の扉が全て開かれています。一般に参拝をする外玉垣御門から正宮まで直接正中を進む形で内院まで進みます。どんな事が有っても参進の歩みを止めてはならないと言われていましたので、雨の降る中を一心不乱に御正殿に進み、唐櫃を納め、北御門より退出し、この日の務めを無事終える事が出来ました。

 十月二日夕刻、いよいよ遷御の雰囲気が高まる中、私は諸員(禰宜)の松明「しょうみょう」所役を務めました。齋館前庭付近から正門前付近は薄暗く自分達松明所役の灯しかありません。齋館より勅使・黒田清子臨時祭主・大宮司・少宮司と参進、我々は禰宜の左右に分かれ板垣御門までの往復の松明を務めました。

 出御「しゅつぎょ」から入御「にゅうぎょ」までは板垣御門内で控えていましたが、内宮の浄闇・鶏鳴「けいめい」三声・そのうちに道楽が聞こえて来ると絹垣に覆われて通り過ぎてゆく『御』「ぎょ」を間近で感じる事が出来ました。ご奉仕への感謝の念と、一言では申し上げられない感激と感動がありました。

 ご奉仕を終えてから、此度の遷宮は将来の遷宮の為に大胆な変革を幾つか取入れ実践したと伺いました。それらは我々の今後にとっても習うべき所であり、支えともなるのではないかと思えてなりません。

 結びに、送り出して頂いた神社庁関係者、又多くの皆様に改めて御礼を申し上げます。

上水内支部  諏訪 雅彦

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