御杣始祭「御神木祭」奉仕活動
御杣始祭「御神木祭」奉仕活動
第六十二回神宮式年遷宮
御杣始 祭
並びに関係諸祭及び関連諸行事
御神木奉安 祭
御神木奉送 祭
御神木奉送 迎
・・・聖上の御こころを体して・・・
樹齢三百有余年、幾千幾万の杣人達に慈しみ育くまれ、神に選ばれし二本の檜は、静かに其の時を待ち優美に立ち聳えていた。
神々しさに包まれ赤沢の山中にも初夏を思わせる様な青空の下、全ての準備が整い、神宮大宮司を始め二百有余名の参列者を前に、池田祭主が御席にお着きになられ、奉仕祭員の参進により、千数百年の伝統の任々に御杣始祭が、皇大神宮続いて豊受大神宮と粛々と斎行された。
周知の通り、御杣始祭とは天皇陛下の御定めによる、御杣山の御治定の伝統に即し、御樋代木「即ち御神体をお納めするための御料木」を伐採する祭祀である。
遷宮御造営に供される一万本以上にのぼる御用材の中で、最初に奉採される代表木として、古来御祝木・御神木と呼ばれ神聖視され今日におよんでいる事は、ここで改めて加筆の必要は無いかもしれないが、正に聖上の御心を体して厳修され続けて来た‥まつりごと‥であり、殊に第四十七回両宮遷宮から木曽の地に御杣山がもとめられ、取り分け明治四十二年の御木選定にあたり、
『将来の万全を期するように』との明治天皇の思し召しにより、神宮備林が設けられ、今日の赤沢美林の語源となっていることに、地元県民としての誇りと責任において遷宮を再認識する有意義な機会、祭典に立ち会えた感激は、筆舌に尽くし難い。
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