長野県神道青年会

TOP

活動報告

会長挨拶

私達の主張

慰霊施設一覧

組織図

会員専用

平成29年度活動報告

第四十五回 県下神職親睦球技大会

事務局員 立澤 俊輔

 

 球技大会の朝は早い・・・

 前日のお酒も残っておらず、スッキリとした目覚めだった。天気も心配する必要のないくらいに晴れ、暑さも感じず風が気持ち良かった。この時までは。

 

 会計の仕事で天手古舞になりながらも開会式を遠目に見ていた。今回は全六チームでの大会となり、今までとは違う二リーグ制三チーム総当たりでの試合となる。抽選の結果に耳を傾けていると、どうやら松塩筑チームとは別リーグとなったようだ。正直嬉しかった。

 

 開会式も終わり、それぞれのグラウンドに向かっていく。市原会長率いる南信州チームは三連覇を目指す戦いとなる。私たちは、Aリーグの二・三試合目となったので一試合目を観戦、Bリーグの様子も気にしながら塁審をしていた。その頃になれば、朝の涼しさは無く太陽は刺すように照りつけていた。

 

 一試合目、長野チームと南安曇チームの試合は十二対十一と言う白熱した接戦の末、長野チームが勝利、南信州チームは一塁側ベンチへと移動を始める。その途中、Bリーグ一試合目の結果を聞く。松塩筑チーム勝利、しかし同点でのジャンケンとのことだった。これは意外だった。正直なところ、余裕を持ってリーグ一位通過してくると思っていた。気が抜けない戦いになりそうだ。長野チームにはあっさり勝利。続いて、南安曇チームとの対決。女性投手の登板もあり意表を突かれた場面もあったが、チーム一丸で勝利を収め、決勝戦に進んだ。

 

Bリーグはどうなるかと思ったが、松塩筑チームが勝ち進み、昨年と同じ松塩筑チームと南信州チームの優勝決定戦となった。両リーグの試合がすべて終わるとお昼休憩となる。休憩中も日は照り付け、体力を奪う。十二時十五分、決勝戦の時間。休憩中に休めた肩を再び温めなおす。身体が重い。いや、普段から重いのだが、なんと言うか、更に重たく感じた。

 

 後攻めで、試合開始。初回は、何とか三人で抑えることが出来た。その裏、南信州打線がいきなり爆発。昼休憩を感じさせない、寧ろしっかり休んだからなのか、一挙四点を挙げる。今回も勝ったな。なんて思ってしまったのがいけなかったのだろう。二回、ヒットと四死球の大乱調ですぐさま四点を返されてしまった。気持ちが抜けていた。

 

T岩さんの応援?の所為でもあったかも・・・。いや、それは無い。

何とも不甲斐ない投球をしてしまった。裏に一点勝ち越しをしてくれたのだが、力の無い球など簡単に打たれてしまい三回には三点を取られてしまった。もう後がない。時間により三回裏が最終回だ。

 

緊張感に包まれる中、最後の攻撃が始まる。気持ちを落ち着かせ打席に入る。ヒット。ノーアウトで出塁することが出来た。後続はアウトになるが、バッテリーエラーの間に生還。走者二塁で一点差へと詰め寄る。一アウト二塁の場面で、昨年の反撃の狼煙とも言える死球を受けた光森先輩の登場。持っている男はきっと何かやってくれる。そんな思いが通じたのか、鋭い打球が三遊間を襲う。

 

そして、肇先輩も襲う。打った球が走者に当たるとアウトとなる。まさかの出来事に、チームは意気消沈。もうダメだと思っていたその時、 光森先輩の決死のホームスチール。大野さんへと戻ったボールが再び、大澤さんのミットに収まる。「セーフ」主審の声があがる。最後の最後で追いつき、同点で試合終了。決着は、ジャンケンに移る。守備順に列になり、先に五勝した方が優勝だ。最初はグー、試合中よりも大きな声がグラウンドに響く。四勝三敗で迎えるは、持っている男、伊藤光森。

 

「ジャンケン、ポイ!」高々と、両手を天に突き上げる。南信州チーム、三連覇達成。納得のいく内容ではなかったが、頼りになる先輩たちのお陰で勝つことが出来た。まだまだ負けるつもりはない。これからも勝ち続ける為に、少しずつ無理のないように身体造りをしていきたい。

 

Copyright 1999-2023 Nagano-ken Shinto seinenkai. All Rights Reserved.

長野県神道青年会事務局   〒380-0801  長野市箱清水1丁目6番1号

長野県神社庁内 電話 026-232-3355 / FAX 026-233-2720