平成20年度活動報告
夏期キャンプ
夏期キャンプ（平成２０年８月７日・８日）
長野県神道青年会教化委員会が担当する恒例の夏期キャンプが８月７日、８日の両日に亘り駒ヶ根市の高鳥谷（たかずや）神社において開催されました。本年は子供３０名、会員他スタッフ１９名の総勢４９名の参加でした。
当日は午前１１時に駒ヶ根市赤穂の大宮 五十鈴神社が集合場所でしたが、午前１０ 時頃から参加の子供たちが集まりだし、中には毎年顔を合わす友達もいるせいか 程なく境内は子供たちの声で賑やかになり ました。受付所を済ますと各々に名札とキャンプ中に使用する専用コップを渡し、 名前を記入してもらい開会を待ちます。
全員集合したところで大宮五十鈴神社に 参拝、その後社務所にて駒ヶ根名物ソースカツ丼をおいしく頂き楽しいキャンプが始まりました。
キャンプの場所となる高鳥谷神社へはマイクロバスで移動。この高鳥谷神社は大宮五十鈴神社からは車で約２０分ほどの場所に鎮座し、電気、ガスはなく、水も湧水のみ、古い木々に覆われ豊かな自然に囲まれた山奥の神社です。キャンプをする場所にはまさに格好です。
移動のバスは社殿近くまでは上がれない為、３００メートルほどある参道の入り口にバスを着け松林のトンネルを各自歩いて神社を目指し、ようやく神社に到着。開会式が始まります。
開会式は、神社拝殿内で行い国歌斉唱、神拝の後に当会の井出会長が挨拶、高鳥谷神社の白鳥俊明宮司（当会相談役）よりご挨拶を頂き、 立川流の立派な彫刻で飾られた本殿を見学。 子供たちも社殿の中では騒ぐことなく、熱心に拝観していました。
開会式後は参加者が班分けされ、その班毎に分かれて自己紹介、各班内の役割分担を決め今晩の寝床となるテントを張りました。
その後おやつに用意されたスイカ、桃、トウモロコシを皆で頬ばる頃、雲行きが妖しくなりはじめた為（２、３日前から天候が不安定で夕立が続き、前日荷物の搬入の折にも豪雨に降られた）予定を早めてもみじの植樹を始めました。
もみじは１人に１本ずつ、ネームプレートを渡し名前を記入して植えてもらうのですが、雨の心配で急かしながらの植樹になってしまい少し残念でした。
いよいよ夕食、心配された雨も高鳥谷神社の大神様のお計らいか遠雷は近づくことなく、雨も一瞬ぱらついた程度で済み心底感謝です。
会員により食前感謝の説明がされ感謝を込め皆で唱和。班毎に鉄板を囲んでの賑やかな食事となりました。 少し多めに用意してきたお肉もほぼ完食し、大量の残飯を出すこともなく、スタッフの分が残るかどうか少し心配な位でした。
夕食を終えると食後感謝を唱和、子供たちも協力し手早く片付けを終えると、神楽殿前に集合し夜空の映画鑑賞が始まる。
真夏に涼しげなＣＧアニメの「アイスエイジ」と「学の夏休み」の２本立て。おしゃべりしたり騒いだりすることなく、皆熱心に見入っていました。
鑑賞後は明日の山登りに備え早めの就寝となるも、興奮も覚めやらず境内を歩き回る子、テントの中で遊ぶ子、怪談話をせがむ子となかなか寝付きませんでしたが、午後十時頃には皆テントへ入り就寝しました。
翌朝２日目は午前６時起床。さわやかにラジオ体操を行い神社で朝拝行事。朝食をとり全員で境内を清掃しました。
清掃後は当キャンプのメイン行事「高鳥谷山登山」、山頂鎮座する高鳥谷神社奥社を目指します。天気も快晴となり絶好の登山日和です。
まずは弁当作りをしました。自分たちで、好きな具をおにぎりに詰め、おかずを入れてみんなで楽しく作りました。
いよいよ登山開始です。皆歩き始めは話をしていましたが、だんだん無口になり必死で歩いていました。しばらく歩くと井出会長の「やっほー」とやまびこが聞こえ、子供たちもこれに応えて、元気にやまびこを返しました。
やっとの思いで、頂上に着き、まずは、高鳥谷神社奥宮に参拝、そしてメインイベントである風船飛ばしを行いました。
各々の風船に花の種を入れ、願い事を書いた紙を付けみんなで一斉に飛ばし空高く上がっていきました。
その後、自分たちで作った弁当をおいしく食べて下山。登山を終えたときの子供たちの顔は皆一様に無事に終えてほっとしていました。
この２日間、当たり前のように、スイッチをつければ電気がつき蛇口をひねれば水が出る。
そんな生活から180度かわり電気も水道も無い所で、テントを張り仲間たちと過ごした思い出は、何事にも変えがたいものだと思います。
こうして今年の夏季キャンプも大きな事故もなく無事に終りました。
（報告：教化委員会）
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