創立60周年記念事業
新穀奉納 靖国神社(平成20年11月12日)
当会創立六十周年記念事業の一環でもありまた大きな目的でもある新穀の奉納。創立60周年奉告祭の余韻覚めやまぬ11月12日、井出会長を始め7名の会員とともに靖國神社に参りました。
本春より井出会長、そして山田三夫氏の田圃を斎田として拝借し、山田氏のご指導をいただきながら技術は未熟ながらも会員が丹精こめて作りいよいよ収穫がなされた新穀の稲穂を懸税にしつらえ、玄米を俵に納めお持ちしました。
予定時刻より早めに到着をした私たちは先ず遊就館へと足を運びました。平日の昼時にもかかわらず大勢の来館者があり皆熱心に見学をされています。私達もこの場に来るたびに新しい発見があり勉強をさせていただいております。
我国に誇りをもてない方たちには是非一度は来館いただき、先人たちが命を懸けてこの国を守り今現在の私たちの暮らしがあるということを感じ取っていただきたいと切に願います。
時刻となり参集殿に伺うと職員の皆様の手厚い歓迎をいただき、靖國神社権宮司様より温かなお言葉まで頂戴し、心より感謝申し上げます。
その後、拝殿にて私たちが持参しました懸税と新穀はお祓いを受け拝殿の一角に奉献、来る11月23日には今回の新穀米は靖國神社新嘗祭には御英霊に奉献されるとのこと。
同じく修祓を受けた私たちは御本殿にて参拝をさせていただきました。
御英霊の大前では私たちの気持ちをお伝えし感謝の誠をお捧げし、御霊の御安鎮を心よりお祈りいたしました。
参拝を終え御本殿から下がると到着したときはボンヤリとしていた空からは静かな雨がしきりに落ちていました。御霊がお喜びいただいているのかな、と嬉しい気持ちが溢れ出て安堵がこみ上げて参りました。
この新穀米は11月19日には神宮(伊勢神宮)へ、12月3日には長野懸護國神社にも御奉納いたします。
この創立六十周年の佳節に大いなる経験と深い感慨を抱けたことに感謝するとともに、この国の多くの人たちに私たちの想いを伝えていくのが神職の責務の一つであるとあらためて肝に銘ずる一日となりました。
(報告作成:創立60周年記念事業実行委員長
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